ポジション別 DF ディフェンダー
前回のゴールキーパーに続き、ディフェンダーについて、ディフェンダーもゴールキーパー同様に守備に重きを置いた役割を担うポジションです。8人制サッカーでは多くは3人のディフェンダーが並び、センターバック、サイドバックに分かれます。
と言っても子供がサッカーやりたいと言うから始めただけで、ルールや用語が全然分からないよと言う親御さんが多いと思いますので役割の紹介をしましょう。
少年サッカーにおいては、3-3-1の並びが多く、これはDFディフェンダー3人、中盤のMFミッドフィルダー3人、FWフォワードが1人の並びです。キーパーの前にセンターバック、バックとは守備陣のことを指します。
ゴールキーパーと2人でゴールを守るにはどうにも心もとないのでセンターバックの左右にサイドバックが置かれます。
左サイドバックと右サイドバックです。今小学生の保護者の方ですと、左サイドバックと言えば長友選手(平さんの旦那さん)、右サイドバックと言えば引退しましたが内田選手(UNIQLOのCMなど)でしょうか。まず、センターバックから、センターバックは守備に重点を置いたポジションになります。相手の攻撃陣を食い止めることが第一の役割となります。ゴールキーパー、左右のサイドバックと強力して、まずは失点をしないことが大切な仕事です。多くは身体の大きい選手や身体の強い選手が選ばれることが多いのではないでしょうか。また、センターバックの大切な要素としては、ゴールキーパーを除き、フィールド上にいる選手の中では一番全体を見渡せるポジションになるため、全体のバランスを見て指示を送ったりすること(コーチング)も大切です。強いチームはゴールキーパーかセンターバックが声がでかい(笑)です。やはり、リーダー気質のある子が選ばれている印象があります。
サッカーではセンターラインと言って、ゴールキーパー、センターバック、センターハーフ、フォワード、先ほどの8人制でいうところの3-3-1、ゴールキーパーから数えると、1-3-3-1の真ん中の線にあたるポジションに中核となる選手を置くことが良いと言われています。屋台骨と言いますか、背骨がシャキッとしていると全体が纏まるわけです。その底の部分をゴールキーパーと協力して支えます。
攻撃時も、キーパーのゴールキックを受けて左右のサイドバックやセンターハーフにボールを振り分けるようにパスを供給するなど攻撃の起点となる能力も求められています。昔はゴールキーパーがドーンと遠くに蹴るようなサッカーが多かった気がするのですが、最近ではパスを繋いで徐々に攻撃をしていくことが多いように感じています。我が家のゴールキーパーのチームもそのようにシフトしているように思います。いかんせん8人制は8人しかいませんからゴールキーパーを交えてディフェンダー陣と連携することで相手攻撃陣がバラけやすいという利点があるからかと思います。また、勝つためというよりも、高学年、中学サッカー、その先まで見据えての指導でもあるのかなと想像しております。というわけで、センターバックはここまでとして、サイドバックですが、サイドというだけありセンターバックの両脇に陣取ります。と言っても左右のラインのあたりまで離れます。右サイドバックを例にすると、自身の右側はサイドライン、敵は左側と前方にいます。ここが主戦場になります。役割は主に守備時は自分のサイドの相手に攻撃をさせないこと。まず、絶対に抜かれるな、が命題となります。そして、ゴール前にボールを蹴らせるなが第二ミッションですね。攻撃時は先ほどの内田篤人選手を思い出して頂けると良いと思うのですが、前の選手達と連携して自身のサイドを駆け上がっていくことが大切な仕事です。左右の動きというよりは前後の動き、そしていかに走れるかが大切です。スピードも大切ですが、繰り返し繰り返し上がる戻るができるスタミナが重要だと思います。
あれ?右サイドが上がってしまったら左サイドは暇なんじゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、逆サイドにも大切な仕事があります。右サイドが上がる際はセンターバックは空いた右サイドの分もカバーするため右にポジションをずらします。左サイドは真ん中よりセンターバックの定位置寄りにポジションを移しカバーします。
試合観戦中に「スライドしろー!」なんて指示を聞いたこともあるのではないかと思うのですが、スライドとはこのようなポジション移動を指します。サイドバックもかなり頭を使うポジションだなあと感じています。個人的に一番好きなポジションです。TV観戦だと気付きにくいですが、是非プロサッカー選手のサイドバックの動きをスタジアムで見ていただくと良いかと思います。子供たちにも見せてあげるべきだと思います、絶対にプレーが変わり、考え方も変わるかと思います。
このようにざっくりですが守備陣=ディフェンダーの簡単な説明をさせて頂いたのですが、ガタイの良い子を並べときましょうという訳ではなく、思いの外頭を使うポジションなんだということが分かって頂ければと思います。そして、やはりゴールキーパーと同じく、得点に絡むプレーが少ないということもあり、どうしてもディフェンダーの人気は薄いです。
サッカーは点を取らなければ勝てませんが、取られなければ負けません。もしもお子さんがディフェンダーに選ばれたとチームを支える屋台骨に選ばれたんだど、むしろ能力を認められての配置なんだとお子さんにも言ってあげるのが良いかと思います。
と言いながらも攻撃陣のことも今度まとめてみたいと思っております。
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