少年サッカーを勉強中、時々雑記

少年サッカー考察、時々雑記をポロポロと

サッカー+アルファとして、マルチスポーツ

小学生年代においては、色々な異なる複数のスポーツに参加することは運動神経の発達や体幹養成など、身体作り全般に非常に良いと言われています。マルチスポーツとも呼ばれ、体づくりはもちろんのこと、体幹や筋力バランスを整えるために大事なことだと考えられています。もちろん小学校入学からずっと一つのスポーツ一筋、練習のない日も同じスポーツの自主練習を必ず行うなど、考え方、方針は人それぞれ。個人、家庭により異なるものではあります。ここではいわゆるマルチスポーツの勧めを一意見として提言したいと思います。少年期はゴールデンエイジと呼ばれ、運動神経などを大きく発達される期間とされています。幼年期からスポーツ、運動能力に限らず、完成された大人になるべく色々な能力や感覚を鍛える期間です。詳細は以前の記事を参照頂ければと。

junior-soccer.hatenablog.com

例えば、見本を見て同じ字を何度も書いたとしたら?その文字はとても上手く書けるようになるでしょう。例えば、生きていくうえで必須な食事をする時には日本人は箸を使いますね、毎日使うから使えるようになる。例えば、毎日毎日ボールを遠くに投げ続けていたら?ボールを遠くには投げられるようになるでしょう。同じ動作を繰り返すことで身体がその動作を覚えます。そして無駄なくその動作を完了するために滑らかな動きに変化していき、必要な筋力が発達します。何かを習熟することはとても大切です。しかしながら、ゴールデンエイジの期間を、ある特定のスポーツの、切り取られた、限定的な動作の習得にのみ費やすことでの弊害もあるのではないでしょうか。例えば筋力バランスの偏りが挙げられます。右投げの練習を極端に繰り返せばその動作のために稼働する筋肉が鍛え続けられるのは当たり前のこと。じゃあ、左投げの練習もしたら良いのでは?となるかというとそうではありません。あくまでも体づくり、体全体のバランスを整える、競技ごとの特色に合わせた取り入れ方が大切になってきます。

 

よく、子育てサイトなどで鬼ごっこが推奨されるのは、俊敏性や駆け引き、判断力など複数の能力を同時に向上させることができるからだと言われます。さて、サッカーには何をプラスアルファするのが良いでしょうか?苦手な部分を補う動きをする必要があるスポーツ、サッカーに必要な可動箇所の可動域を広げる動作を伴うスポーツ、メンタル面を鍛えることができるスポーツ。また、サッカーにプラスという考え方だけではなく個人の特性に合わせた選択も重要な要素だと言えます。気持ちが強く持てない選手が個人種目を行うことで、周囲に頼ることのない行動を取れるようになったり、逆に個人競技に取り組む選手が集団競技を行うことで協調性を学ぶこともできるでしょう。

 

団体、チームにより週あたりの練習日数はまちまちかとは思われますが、週5.週6の練習日を設けるチームもあるようです。私見では小学生年代としてはやや多いのではないかと感じており、また、休めない環境をチームとして作っている様子も見受けられます。練習の欠席が多いと試合に出れない。出してもらえずベンチに座るのみ。だから出席率を上げないといけない。そんな様子もあります。また、学業の遅れが出ることもあり、学習塾に時間を割く場合などもあり、なかなかサブのスポーツに取り組めない実情もあります。あくまでもメインにプラスアルファできるものとしてマルチスポーツに取り組むことも長い競技生活を考えると無駄にはならないのではないと言えるのでは無いでしょうか。

 

それでは皆さんはどのような競技に取り組んでいるのでしょうか?

多く耳にするのは水泳と陸上種目です。持久力、スタミナや、全身の筋力向上はどのような競技でも必要になりますので効果的であると考えられております。公園などでの外遊びをする子供が少なくなってきている現代では習い事としてのサブのスポーツとしては水泳と陸上競技は一般的でしょう。中学生年代になると、クラブチームでサッカーに取り組み、陸上種目を部活動に選ぶ選手も多くいるようです。これは、クラブチームで選手登録されていると部活動で二重登録ができないという理由もあるからとも言えますが、ルールをうまく利用した参加の仕方と言えます。

 

ちなみに我が家の例ですと、幼稚園からスイミングを五年ほど、幼稚園サッカーから町クラブのサッカーチームに所属して4年生からキーパーに。スイミングを卒業のタイミングから空手を週1で。現在はサッカープラス空手のキャプテン翼でいうところの若島津スタイルです。幼年期からのスイミングですが、身体を作るためにはスイミングはかなり有用なスポーツであると感じます。身体が強くなり風邪などもあまりひかずにきましたし、サッカーをメインと捉えてのサブでの空手ですが、こちらも体幹を鍛えること、また、キック力の向上、軸足のバランス強化に役立っていると感じます。空手に関しては試合形式もあり、個人種目特有の闘争心強化にも役立っていますね。

 

子供たちそれぞれ、性格や筋力、運動神経、さまざまな要素を鑑みてですが、1番大切なのは、興味を持って取り組めるか、保護者の強制力ではあまり効果が望めません。いかにメイン競技に役立つサブの競技を見つけられるか、興味を持たせて取り組むようにするかが、保護者としての役割となるでしょう。

 

少年期において複数競技に取り組むマルチスポーツは、時間と費用、子どもたちの興味など、考える要素はいくつかありますが、非常に有用なものと言えるのではないでしょうか。

 

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