ポジション別 GK ゴールキーパー
ポジション別に役割の説明をしていきたい。ということで、まずはゴールキーパーについて。フォワードからとも思ったのですが、まずはゴールキーパーから始めようと思います。
というのも、実は我が家の長男が所属チームでゴールキーパー挑戦中なのです。ゴールキーパー挑戦記はおいおい備忘録も兼ねて記事にしていこうかと思っておりますが、まずはゴールキーパーについて触れていきましょう。
ゴールキーパーはどうしても少年サッカーにおいては人気の無いポジションになっていると言わざるおえないポジションとなってしまっています。ジャンケンで負けたらキーパー、フィールドで上手く活躍できないからキーパー、走るのが遅いからキーパー、とにかく人気がありません。
ただ、これはあくまでも日本では、の話。世界に目を向けるとどこも同じというわけではなく、例えばヨーロッパではゴールキーパーが一番人気のポジションの国があったり、一番サッカーがうまい子がやるポジションであったりと文化の違いもあるようです。固い守備力がストロングポイントのイタリアなどはやはりゴールキーパーは人気のポジションだそうです。スター選手も数多く輩出しています。また、南米でもゴールキーパーはフォワードと並ぶ人気のポジションのようです。南米ではお国柄もあるのでしょうか、やはり目立つポジションが人気とのこと。南米にもスター選手がこれまでもたくさんいました。特に個性的な選手が多く、積極的な飛び出しをし、攻撃参加をする選手や、フリーキックで得点を決めまくった選手など。小学生にはマネをしろとは言えませんが、ゴールキーパーってかっこいい!ゴールキーパーって楽しそう!と思わせるような選手を多く輩出してきています。人気があるのも頷けるような選手がたしかに多くいたと思います。古くはコロンビアのイギータ、メキシコのカンポス、パラグアイのチラベルトなどは記憶に残る名選手達ですね。イギータの飛び出しや前線までのドリブル、カンポスはフォワードでの試合出場もしますし、小柄ながら驚異的なバネでのシュートストップを見せます。チラベルトは名フリーキッカーで何度もフリーキックで得点を重ねています。フリーキックが相手の壁に当たるとカウンターで攻撃を受けてしまうので慌てて猛ダッシュで自陣ゴールまで全力ダッシュで戻る姿は面白くもありカッコよくもありましたね。最近はあまりおもしろキーパーは見かけなくなってしまいましたが、YouTubeでもたくさん動画が見られるので子供たちもゴールキーパーに興味を持つにはうってつけの選手達ではないでしょうか。
旧来のゴールキーパー像というと、ゴールに比較的張り付きどっしりとゴールマウスを守るイメージが強くありますが、現代型ではディフェンスの最後の一人としてボール回しに参加したり、長いパスでフォワードへ攻撃の一手目となったりと役割も変わってきているようです。
少年サッカーは8人制ですから、より現代型のゴールキーパーのような動きができるかどうかが活躍するためには必要だと言えるでしょう。フリーの相手が万全の状態でシュートを打ってきたら、そう簡単には止められません。打たれる前に自ら前に出てシュートを打たせない動きなども必要になってきます。
7人のフィールドプレイヤーと1人のゴールキーパーが旧来の型ではありますが、ゴールキーパーは8人目のフィールドプレイヤーである必要が出てきているということですね。そのため、足元のボールを扱う技術や、グラウンダー(ゴロ)のインサイドパスの正確性、パススピードも大切な要素となり、練習を積む必要があります。
少年サッカーを観戦していると、特にゴールキーパーからの攻撃の組み立てができるとチーム力が格段に上がると感じています。ゴールキックはボールを置いて蹴るため、小学生ではあまり距離を飛ばすことができないことが多く、サイドバックにまずパスをすることが多くあります。もちろん相手フォワードはそれを狙っている為、弱いと奪われてしまい、強いと味方に上手くパスが通らないなど、なかなかに重要な問題です。まずは相手フォワードの頭を越していくロングパスが蹴れるようになると良いかもしれませんね。
最後にゴールキーパーのメンタルについて、スポーツ選手は総じてプレッシャーとの戦いになるとは思うのですが、ゴールキーパーは特に最終的に失点の責めを受けやすいポジションです。小学生ですから、味方からも「止めろよ!」だとか、「何やってんだよ!」だとか、心無い言葉が飛んできたり。日本でのゴールキーパー不人気はどうしても失点時や敗戦時のやり玉にされやすかったりする傾向にあると思います。
日本人のメンタリティと言いますか、気にし過ぎな性格だと辛いかもしれません。失点は出場選手全員のミスです。1人にフォーカスしてはいけない。そうゴールキーパー自身が思えるかどうか、ゴールキーパーに対してやり甲斐を持てているかどうか、子供が一人で悩まないよう保護者からのケアも大切ではないかと思います。
ゴールキーパーについては、息子が挑戦中ということもあり、本を読んだりYouTubeを見たり、絶賛勉強中です。細分化してゴールキーパー論を展開していければ、と思っております。
ゴールキーパーはもっと評価されるべきだし、もっと人気のあるポジションになるべきだと、調べれば調べるほどに感じております。
また、ゴールキーパーを子に持つ保護者の悩み(私も悩み中、、)も合わせてひとつひとつ解消していきたいと、まあ、自分の愚痴や悩みなのですが、、切に思っております。
ゴールキーパーに関しては継続して書いていこうと思います。