少年サッカーの保護者としての心構え
さて、少年サッカーに関わる保護者の皆様、急激な寒さの訪れとともに公式戦シーズンがやってきておりますね。10月11月はなかなか毎週末忙しい時期になっております。これから少年サッカーに携わる予定の、現時点で幼稚園年長組に通われているお子さんをお持ちの保護者の方向け、または小学生だけどもこれからサッカーチームに加入しようかなと考えてらっしゃる親子も対象となるでしょうか。現在までの私の経験(とは言えまだ数年間ですが)から心構えとして持っていた方が良いと思う事柄を連ねてみようかなと思います。以前の記事と重なる部分もありますが、現時点で感じているのは以下のような項目となります。
①同学年の人数の把握
少年サッカーは8人制です。足りないと、うーんな感じ。他の学年からレンタル補充されたりと一体感を失うことも。三、四年生で移籍や受験で離脱などで減ることも想定させる。普段からの練習、試合の参加率も把握できるようであれば事前に確認しておきたい。
②チームの方向性
勝利への執着の温度感を把握しておきたい。楽しんでサッカーをさせたい、したいのか、プロになりたい!厳しい環境で小学生からやりたい!のか、チーム選びから大きく変わってくる。これが合わないと楽しくない、物足りない、周囲と合わない、などの不満が出てくる。これは、当事者である子供達の不満でもあり、見ている保護者にも不満を生む。家庭の方向性とチームの方向性が近い所を見つけなければならない。
③練習場
メイン練習場と自宅の距離、移動時間は非常に重要なファクター。平日の学校終わりからのサッカーで、遠距離だと無理がでる。帰りも遅くなり宿題なにそれ?となる…送迎のチームバスなどがあるかどうかなどかなり重要だ。同じチームに保護者同士で交流がある選手がいるかどうかなども大切。送りと迎えを分担するなど都合がつきやすい。
④週末や長期休暇の有無
真剣に打ち込む…休みなんていらない…という方には不要な話ですが…絶対休むなの雰囲気があるのかどうかの確認は事前にするべき。特に歳下の兄弟姉妹がいらっしゃる場合には必ず。前述の送迎もだが、帰宅時間遅くなる=下の子を連れての送迎だと平日の下の子の生活ペースを崩し、就寝も遅くなる、と引っ張られがち。また、長期休暇の旅行なども難しくなり、歳下兄弟の思い出不足というよろしくない状況になりがちです。家庭の方向性に合うかどうかの確認が必要。
⑤お金の話
いわゆる月謝以外にも色々な出費が重なるので要注意。月謝以外には、道具。交通費。遠征費。季節ごと合宿がある場合も多いです。道具に関して、サッカーの場合で消耗品となるのはシューズでしょうか。スパイク、トレーニングシューズ、室内用シューズ等、野球よりはかからないかとは思いますがシューズ類は高学年になるにつれ消耗速度が早くなる。私個人としては交通費、遠征費がチームによって様々なのではないかと感じている。交通費は送迎の有無を確認。月謝内なのか送迎別なのか。また、遠征費がチームによってはなかなか大変なのではないかと思われます。チームが強くてホームの練習場の施設が有れば相手が足を運んでくる。弱くて練習場の確保もままならないとなると相手チーム側に足を運ぶしかない。遠距離移動だと数千円かかることも。月謝はもはや基本料金と捉えましょう。月謝だけで考えていると確実に詰みます。
⑥選手である子供達の学力について
保護者としてはここはかなり重要視する必要があります。活動状況によるとは思いますが、まぁ時間が足りません。子供で時間が無いってなんなの?と、思うくらい本当に時間が奪われます。サッカー、勉強、配分は家庭に寄りけりかとは思いますが、思うようにいかない可能性が高いということは覚悟しておく必要あり。練習日数が多いチームだと本当に時間がありません。ご家庭事情に多分に左右される項目でもあります。
⑦親の子への干渉について
親子の問題と言えばそれまでですが、家庭事情にあったチーム、信頼できるコーチがいるチームに出会えたのなら、親はプレーに口出しはあまりしない方が良いと考えます。もちろんチームとの関係性で子供のSOSを感じたのならば親の出番ですが、プレーに対してあーだこーだ、試合中にイライラして怒号をとばす、止めた方が良いと考えています。父子鷹という言葉もあり、教える能力に長けた保護者の方はまた別の話にもなりますが。
以上、あくまで主観による部分が多いかもしれないですが、私個人が感じている準備が必要な項目になります。十人十色、十家族十色ですので、目指す方向性に合うチーム、クラブ、少年団を探すしかありません。やはり、子供達が、ストレスに感じることが少ない、楽しく通えることが一番大切です。保護者はその手助けをし、のびのびとサッカーができる環境を作る。努力と運が必要ですが、皆さんが不満なく活動できるチームと巡り合えるよう願いつつ、締めさせて頂こうと思います。
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