少年サッカーはチーム選びが重要な件
さて、今年の夏も終わりを迎えて参りました。冬を越せば春が訪れますね。現在小学四年生の我が家のゴールキーパーが幼稚園サッカーを経て町のクラブチームに入り、私の少年サッカー保護者歴は6年目の半ばを過ぎました。自分はサッカー未経験者で(別のスポーツをやっていた)、少年サッカーのイロハなるものもわからないまま現在少年サッカー保護者経験中です。サッカー自体は昔から観戦も好きですし、ウィニングイレブンなどはやりこんでいたので知識はあります(笑)が、いざ通わせるとなるとさっぱりチーム選びなどは分からないことだらけでした。むしろ息子には野球をやってもらいたかったくらいでして…。これから加入チームを選ぶ方々へ経験談のご紹介です。言い換えると、あの時あれをやっておけば良かったな、の纏めです笑。翌年度にサッカーチームに新入団される方向けになります。参考になるかどうかは…分かりませんが。加入チーム選択の一助になれば幸いです。
少年サッカーのチームの種類は大きく分けて3つの種別に分かれます。
まず、地域の少年団です。いわば地域の有志により結成され、コーチも所属選手の親御さんや卒団生などが担います。保護者もグラウンドの準備や子供たちの世話、送迎など役割があるようです。月謝、月会費はお安いようです。二千円とか三千円とか見かけます。
二つ目は町クラブと呼ばれる地域のクラブチームです。Jリーグ関連で教えていたコーチなどが独立して立ち上げた感じなのでしょうか、クラブチームなので保護者は一部の送迎くらいの負担で済みます。地域や、稼働日数にもよるかと思いますが五千円から一万ちょっとが多いようです。
三つ目はJリーグなどのアカデミーと呼ばれるような下部組織です。やはり若くても才能だとか違いを見出され加入するようなクラスかと思います。セレクションなどを受け途中加入することもあります。
我が家が加入しているのは少年団ではないのでコーチに駆り出されたり、車当番やら買い出しやらの経験はないのですが、送迎やら、経験者ではないので靴やその他の用品の準備など調べながら探り探りしながらとなかなか大変なことも多くありました。町のクラブチームといえ、近隣の少年少女が加入しているわけで、やはり年齢を重ねるにつれ少しずつ人数が減っていったり、序列が決まっていったりします。チームにより様々な特色があります。小学一年生で加入することが多いと思いますが、その際にはいくつかのチームを事前に見学した方が良いかと思います。体験会などを開いているチームが多いので積極的に参加しましょう。また、近隣の上級生に知人がいるようであれば普段の練習内容や雰囲気を知るチャンスです。
というのはよく見る話で、実際ここまではやってる方も多いとは思います。私はもう一手間やっておけば良かったなと思うことがあります。それは、体験会以外の通常の練習日にこっそり普段の練習風景を見るということです。体験会では確実に体験会用の振る舞いをしている為、ある程度の雰囲気しか掴めません。選手たちは元気に楽しくやっているのか?それとも真剣に競技としてやっているのか。指導法はどうか?褒めて伸ばす、厳しく接してミスを叱責してでも伸ばしていくだとか。上級生達はどのようなプレーをしているか、極論6年生ではどの程度のプレーができているかを見ることも必要かなと感じます。また、可能で有れば上級生の試合の様子も観戦したいですね。試合中のコーチの振る舞いや選手達の気持ちの部分から作られる雰囲気から多くを見出せるでしょう。
近隣にチームが一つしかなければそこへ加入することが必然ですが、通える範囲内のチームが複数ある場合は必ず全チームを下調べし、検討することをお勧めしたいです。経験則から切に感じております。もちろん途中での移籍も可能ですが、小学四年生になると公式戦が始まるので選手登録なるものがあり、移籍にも年度毎の不自由な条件が付き、難しくなるので注意が必要です。そのため、三年生の終わりにかけて上位チームへの移籍があったり、四年生になると中学受験をする選手が退団したり出席を減らしたりとチーム内の序列にも変化が起こります。チームの方針、やり方、方向性を調べ、見極めて、お子さんのスタイル、方向性と合うチームを選ぶことが大切になってきます。ご家族全体の、そして、本人の目指す方向性が重要ですね。我が家は今のところ本人が、楽しくやっていればまあ良しとしておりますし、とてもプロまでは届かないと現段階では感じますのでカテゴリーアップまでは考えておりませんが、本人が高校大学まではサッカーをやっていたいと今のところは言っているので、まずは下地となる6年間をどう乗り切っていこうかと試行錯誤しております。チーム選びに失敗してしまうとやはり楽しく充実したサッカーライフとはならないのではないでしょうか。
やはり、真剣にスポーツに打ち込む場合には時間の面でかなりシビアなスケジュール管理が必要です。これが思っていたよりもやっかいです。平日の練習の送迎。土日もトレーニングマッチや遠征でかなりの時間を使います。兄妹姉妹がいらっしゃる場合にはかなりハードなスケジュール組みになるかと思います。長期連休についてもどうしても旅行の計画などが立てにくくなります。チームによってはサッカー以外の経験も大切だと考慮されたりもありますが、逆のスタンスの場合もあり、下調べが必要です。試合のスタメンが出席率重視のチームだってあります。。
真剣に打ち込む子供達を応援したいのはどの親御さんも同じ気持ちかと思います。家族に与える影響、子供を預ける環境、どちらも事前に納得がいくまで下調べをしていただきたいと切に感じております。はじめに目についたから、お友達も入るから同じところに入ろう、などの決め方ではなく、子供だけでなく保護者目線でのまずは6年間の家族全体のライフスタイルがかかった決断だと捉えての準備をお勧めしたいです。
以上が私のやっておけばよかったな、なことでした(笑)。『縁』が大事も分かるのですが、ある程度選択肢を絞ってから、ということを忘れずに。経験者は語る、です。『縁』だけで片付けられない大きな問題がそこには存在します!
※六年生の卒団の頃には違うこと言ってそうですが。その時はまたその時に。。